1973年のピンボールと猪狩さんの話

8/27発売のSODA別冊 SODA Special Edition EntertainerのHiHi Jets 猪狩蒼弥くんについて。

インタビューもよければ写真も最高なので是非に…

インタビューの中で、猪狩さんが村上春樹さんの「1973年のピンボール」について少し言及してまして、ちょうど猪狩さんの思考に触れたいと思っていたタイミングだったので、買ってきてその日に読んでみました。短めで興味深いからすぐ読める。

猪狩ちゃんに感想とまつわる自分の話をファンレターで送ろうかと思ったけれど、ファンレターってそういうことじゃないだろ!と思い直したのでネットに投げておきたいなと思います。

感想とか言ってるけど本の感想についてはほとんど書きません。

 

 

正しい読み方ではないと思うんですが、読みながらここで猪狩ちゃんはどう思ったのかなーとか、こういう表現好きそうだなーっていうポイントを見つけたりしながら読めて楽しかったですね。猪狩ちゃんの話にはよく惑星とか月のモチーフが出てきますが、この話においても少し出てきたりして、そこも彼の琴線にふれたのかなぁとか。

猪狩ちゃんは「きれいで上品な文章」と表現していましたがまさにそうで、なんだか翻訳本を読んでいるような気持ちになりました。ちょうど本の中の「僕」は翻訳の仕事をしているのであながち解釈違いではないのかもしれませんね。

あと最近猪狩ちゃんが数字を全部漢数字で記載するっての知って、それも感じることができまして、なんというかすこし感化されました。

 

本って、読んでると現実から乖離した世界を生きているような気分になって私はあまり好きではないんですね

けどおそらくそこが本の良いところで。

アイドルのパフォーマンスも、彼らが作り上げた世界観に連れていってもらえるという面では近いんじゃないかなとふと思いました。

 

猪狩ちゃんは本で培った経験を確実に自分の活動に還元しているんだなと実感するとともに、彼の頭の中をほんの少しだけ理解させてもらえた気がして嬉しくなりました。ちょうどこの雑誌"Entertainer"だし。

これからも何か紹介してくれる本があったら読んでみようかなと思います。